JTB中部は、今夏の東海地方(愛知、三重、岐阜、静岡)の旅行動向を発表した。夏休み(7月15日〜8月31日)に1泊以上の旅行に出かける人は、アンケートによると東海地方は全国平均の33.8%を3.4ポイント上回る37.6%。しかし、前年比では0.4ポイント減。旅行支出を減らしたいという人も増加した。「旅行意向は全国に比べ高く維持されているものの、お金のやりくりには厳しくなっている」と同社。
国内旅行人数は、ガソリン代の高騰、経済の先行き不安などの影響で前年比0.7%減となる見込み。エースの販売状況から人気の旅行先を見ると、(1)25周年の東京ディズニーリゾートなど東京近郊(2)サミットで注目された北海道(3)ファミリーに支持される沖縄──。東海北陸自動車道が全通し、マイカー旅行商品が発売された北陸も前年を上回っている。
海外旅行人数は7.0%減。昨年好調だった中国が大きく落ち込み、燃油サーチャージの高騰も影響もしている。